Introduction

業務内容

~人と自然環境の調和を目指して~

二つの部門において、自然環境の抱える一つ一つの問題の核心に迫り、保全策の提案や実施をしています。
 この豊かな自然環境を受け渡していきたい。
 私達は、「環境の時代」と言われて久しいこの21世紀を生きています。しかし、自然環境が抱えている問題を、私達の日々の生活と切り離すことのできない身近な問題として、私達はどれほど捉えられているでしょうか?
 地球温暖化、シカを始めとする鳥獣被害、野生動植物の生息環境の悪化、それに伴う絶滅の危機に瀕する動植物達・・・。私達の抱えている問題は、膨大で多岐に渡っています。それなのに、私達の多くは、これらの問題を私達の未来を左右する切迫した問題として捉えることができていません。
 私達の社会は、自然から多大な恵みを享受して成り立たっています。また、私達の心のふるさとは自然であり、私達は自然と切り離されて生きていくことはできません。私達が健やかに、心豊かに暮らし続けていくには、自然環境を保全し続けていかねばならないことは、論を待ちません。
 私共、(株)九州自然環境研究所は、“自然環境調査業務”と“野生鳥獣保護管理業務”の二つの部門において、自然環境の抱える一つ一つの問題の核心に迫り、保全策の提案やその実施に寄与すべく、日々研鑽を重ねております。

自然環境調査業務

道路開発や風力発電などの公共工事に伴う環境アセスメント、河川水辺の国勢調査などのモニタリング調査、農地整備や河川改修に伴う環境調査、阿蘇草地再生保全事業等を行っています。

自然環境調査について 

野生鳥獣保護管理業務

絶滅のおそれのある野生動物の調査や対策、シカやイノシシの個体数の調査や捕獲、また、増えすぎたシカにより、食害を受け絶滅に瀕している植物種の保全にも取り組んでいます。

野生動物保護管理について 

自然環境との調和/地球の未来をみんなで考えていく
平成23年3月11日、東北地方を東日本大震災が襲いました。
震災の被害は甚大で、未曽有の災禍となりました。人類の英知の結晶であったはずの原子力発電所もその弱さを露呈し、放射能が自然界に拡散する事態となってしまいました。自然界の脅威の前には、人間の力などいかに微力であるかということを、改めて深く思い知らされた出来事でした。
全国的には、増えすぎたシカやイノシシの問題が年々深刻になり、農林業などへ多大な影響を及ぼしています。 私たちは、近年この問題に取り組み続けて参りましたが、野生動物の行動パターンが以前と比べ変化しているように感じています。こうした深刻な問題の根底には、林業施業のあり方や里山の過疎化、または狩猟者の高齢化や減少などの、人間活動による影響が大きく影を落としています。アライグマやクリハラリスなどの特定外来種の問題は、言うまでもなく、人間の思慮を欠いた行動に起因するものです。
熊本県に生息している天然記念物のカモシカや、ゴイシツバメシジミの調査も手がけさせていただきましたが、カモシカの場合は、急激に増加したシカの影響が、ゴイシツバメシジミの場合は、シカの増加だけではなく生息地である自然林の伐採の影響が、これらの種を絶滅寸前に追いやっている大きな要因の一つであると考えられます。
身の回りでは、道路やダム、風力などの発電所といった様々な開発が行われており、かけがえのない自然環境が一つ、また一つと損なわれつつあります。しかし、これらの開発は、我々人間が豊かに生きていく上で大変重要なことでもあります。この「開発行為」と「自然環境の保全」という、相反する2つについて、私どもは、自然環境を可能な限り保全していく方針によって、解決していくことが、次世代への大切な贈り物であると考えています。また、この方針は野生鳥獣や外来種による被害対策に対しても、同様に取り組んでいくことが必須だと考えております。

社員インタビュー

先輩社員からのメッセージを紹介します。社員の声をお届けします。

社員インタビューについて 

会社の歴史

「エコ・リサーチ」という名称で創業。熊本県で初めてとなるシカの生息密度調査を実施。

会社の歴史について 

会社概要

かけがえのない自然環境を次世代に受け渡していく。

会社概要について
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株式会社 九州自然環境研究所
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